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The Art Notes to the Swan of Tuonela トゥオネラの白鳥に捧ぐ鑑賞ノート
死の國トゥオネラには 黒い水が流れる川がめぐり その水辺を白鳥が 荘厳にゆっくりと進んでいる
DATE: 2005/10/15(土)   CATEGORY: 男装奇譚
薔薇のステッキ
20051015060916.jpg



今夏 薔薇のステッキを買った

握りのところに ローズピンクの薔薇彫刻のある 黒のステッキ

銀座通りに面したお店のウィンドウに

ずっと以前から飾られていた 一輪の薔薇の杖

長さを調整してもらって 夕暮れ時 ステッキと共に

銀座通りを歩いた



嗚呼 一輪の薔薇の精よ!

貴方は この名も無き一介の人間のたましひを

ヴィクトリア朝の霧深きロンドンの石畳に

連れて行ってくれるのだね しかし

身のこなしがまだどうも妙だけれど

イギリス映画を観て勉強します

「ワトソン君、あっちだ!」とステッキで指してみたり

「コンコン」ポワロよろしく ステッキで

扉をノックしてみた 自宅の扉を だけれど

イギリス在住ベルギー人よろしく 「ボンジュー」と 

帽子のつばをステッキで トンとあげてみたい

念のため

フレッド・アステアも やってみた

ローラ・パーマーの 狂ったパパみたくなっちゃった

あとは 何をためそうか・・・
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