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The Art Notes to the Swan of Tuonela トゥオネラの白鳥に捧ぐ鑑賞ノート
死の國トゥオネラには 黒い水が流れる川がめぐり その水辺を白鳥が 荘厳にゆっくりと進んでいる
DATE: 2008/12/02(火)   CATEGORY: 少年合唱団
パリ木の十字架少年合唱団
アドベントカレンダーの最初の小窓を開けた宵、
東京カテドラル聖マリア大聖堂にて
《パリ木の十字架少年合唱団》を聴いて参りました。

第一部はブルーのユニフォームで仏蘭西はじめ世界の有名楽曲を。
エディット・ピアフの《ばら色の人生》も愛らしく。
《澄んだ泉にて》《モーツァルトの子守歌》が殊に、天使度が高かったです。

★《モーツァルトの子守歌》(ブルーのユニフォーム)





第二部は白いマントに大きめの木の十字架を身につけて、
クリスマスキャロルと聖歌を。
シューベルト《アヴェ・マリア》とラモー《聖夜》が素晴らしすぎて、
嗚呼やっぱり、死ぬ時はボーイ・ソプラノを聴きながら死にたい・・・
と改めて思いました

★《聖夜》の古い映像




★サンマルク少年少女合唱団
 ジャン=バティスト・モニエ君の《聖夜》





おまけ

★バッド・エデュケーションなロッシーニ
 《二匹の猫の滑稽な二重唱》





★ほんもののバッド・エデュケーション1
 《Moon River》




★ほんもののバッド・エデュケーション2
 《庭師》(《帰れソレントへ》の替歌)

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DATE: 2005/06/05(日)   CATEGORY: 少年合唱団
ウィーン少年合唱団・モーツァルト組
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ウイリアム・ホルマン・ハント《モードリン・タワーの5月の朝》

2005.6.5 サントリー・ホールにて



5月の公演とは演目が異なるので再度ご対面。殊にコダーイの《山の夜 第1番》が絶品。聖にも俗にも無邪気な少年たちが歌う幽愁のメロディは、天使的危険度が臨界点に達して白昼の眩暈が襲ってきます。ブラームスの悲劇的な《フィンガルの歌》も美しく。


そなたは山の精よりも美しく

真昼にモーヴェンの静寂をこえて陽光へと飛び立つ

                       ……《フィンガルの歌》より
DATE: 2005/05/03(火)   CATEGORY: 少年合唱団
ウィーン少年合唱団・モーツァルト組
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ラファエロ《堕天使を駆逐する聖ミカエル》

2005.5.3 サントリーホールにて



無邪気な天使も良いけれど、お行儀良く統率された天使たちも良いものです。これ以上調教されてしまったら、堕天使に転落しそうな危うさを秘めています。シューベルトの『アヴェ・マリア』が殊に胸を打った黄昏時……金髪の麗しき団員のみが会場の外でお客様へご挨拶というかアイドル状態のてんやわんや。お行儀良い笑顔を崩さない天使たちに、闇夜の帳は背後から押し寄せて……

DATE: 2005/04/07(木)   CATEGORY: 少年合唱団
少年合唱団《リベラ》
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2005.4.7 すみだトリフォニーホールにて



天使たちに罪はない……



さくら舞う宵、イギリスの少年合唱団《リベラ》のコンサートへ。伝統的な聖歌隊とはひと味違った音楽性、特に新作CD『free』が素晴しい出来映えだったので、ふくらんだ期待を胸に会場へ。

錦糸町のすみだトリフォニーホールはあまり好きなホールではないので、よほどの演目ではない限り足が向きません。数年前にアルゲリッチさんのピアノを聴いて以来。往時の繊細な攻撃性は単なる女性的おおらかさに変化し、アンコールのラヴェル『水の戯れ』が唯一往時を彷彿とさせる一品だったわ……と回想しつつ。

演出、音響、照明全てがミスマッチなコンサートでした。アンプを通した楽曲であることは承知していましたが、あんな風ではCDを自宅で聴いている方が格段に素敵。ニューエイジ色の強いかつ安っぽい照明や映像の投影、加えて、打ち込み系伴奏と歌声の音量のアンバランス(音響技術の問題)……全てが不協和音を奏で、《リベラ》の魅力どころか、少年たちの繊細が未熟さに姿を変えていました。

CDの楽曲再現に固執する必要があるのかしら? コンサートはコンサートで、もっと少年たちの歌声を立たせても良いと思います。確かに、いわゆる大聖堂の伝統的な聖歌隊や、聖歌隊のソリストだけを集めた《ボーイズ・エアー・クワイア》などから比べると歌声の天使度は劣りますが、サウス・ロンドンの下町少年的な純真さは佇まいだけで充分愛らしく、真摯に歌う姿はそれだけで美。その風景をストレートに舞台へ上げることが一番。ボーイ・ソプラノという、限りある命を天から授けられた天使たちの扱い方を間違っていますよ! 天使は天使、それだけで存在価値があるのです、余計な演出は不要です。

http://www.toshiba-emi.co.jp/libera/




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